身体を装った言葉という飾りを毟り取って、ああ裸体がすうすうと心細そうな気を吐く露骨な視線が裸体の薄...
まず単純とか純真とか強欲とかいう根本的あざやかな蠢きがあって半身を泥々のままもたげて憩う極私的王朝...
電線のなかを走っているマグロが見えるかい電柱の羅列の先に乾いた小屋がある高所恐怖を箱に押しこめて安...
バスが地図の真ん中を割いてやってきた車輪はもうもうと燃え上がり乗客は影だ車掌が割れた窓から腕だけで...
20250401掘削機械を前みごろに抱えた重機が 涎をたらしてやって来る秩序みたいな箱(建物)をたたきつぶすような 純真がある海辺で水着の男女がパラソルの下で飲むカクテルが 機械油もう帰るホテルはないと海に身投げするも 砂漠の砂があるだけ うなずいて夏が閉じ秋のない冬が来て すべては凍りついた20250321...
原人だ肉肉肉 とだれでも思うのだ 狩人の目つき手つきで猫背になって 吹雪の闇へ怖気おじけはとうに捨...
ベッドという地面に投げ出されて根も葉も生えず、不要不急な人体としての無意味なサイズ感に心を占められ...
全生物がねむった夢を見ているのか つんざく咆哮のとどろきすら まぶたの闇を突き通せない予兆も希望も...
艦砲射撃の煙幕の夜褥しとねにばらまかれた嫉妬の札を集める指先の冷たさよ襲かさねの上張りと下張りのす...
何でもない午後カーブを曲がった先に 魅惑の釣り針がきらめく見事な曲線は 欲望をかき立てるための ワ...
夏のアジアの腐ったうつくしい便ゾーン、から見る朝焼けがんっと見開いた血走り眼まなこからビーム微細な...
アナコンダは沼から起立しおろかな虹色の太陽柱になった。幾何学のかたちをした猛獣が地面から象かたどら...
物語を求める奴が多すぎる物語禁止令が発布され、禁を破ったものが捉えられたーー捕まえてきました!ーー...
空気イスに座る男が目を裏返して脳の闇を見ている雨の洞窟割礼の記憶激痛が呼び起こされ尖った眼球が脳を...
ゆっくりと刀を抜く番傘は雨でびしょ濡れ褌ふんどしが洞窟のように冷たい蛙も面つらにしょんべんを浴びる...
ありあまる感情を不出来な箱につめこんで引き出物として差しだす、それは爛ただれた欲望吹き出物だらけの...
女は山になった森林地帯を濃い体液で濡らす蝸牛は腰線上をすべっていく 蜘蛛は天球からぶら下がっている...
コーチャーのハンドサインは「脳を割れ、」すばやい視線で敵を斬る 7人倒れたおれはZUGAI頭蓋を引...
〈序章〉昆虫は電流をうまそうに喰っている繁殖の速度がぬるいからすぐに絶滅した地殻変動も起こっていな...
欲望の原野が創造された、記肉付きのいい男たちがぎっしりと横たわっている肌はぬらぬらだ励起した男根が...
ピッチャーゆっくりしたモーションで投げましたバッター見逃し、キャッチャーがピッチャーの頭をキャッチして丸飲みストライク、三振バッター怒り浸透、糞もたれ流しだそれでいいそれが美しい監督がなぐさめますベンチのなかは、生あたたかいババアの胎内だおまえの頭は糞となって生まれ直すだろう監督!祝福を…...
ピンクの色をしてる(ピンクの言語で話そう。)言語は、音楽と、同じ であるの「である」を、で/あ/る/に分解言語 は捨てる音楽 はすでに無いで・・・・・電気信号あ・・・・・汗る・・・・・フィニカプテルス...
わしは好き者であるから思いついた下衆はなんでも成する人間の肌とか粘膜はだいたいぬめっこいものが好物...
天をつきさす鋼鉄のパイロンは、腐ったバベルの臭いその裂け目からには、静脈色のランプの明滅や、からま...
かわいた砂漠の皮膚のしたを地下水のように血脈が蜿蜿うねっているどろりとした黒い血がおまえの欲望を溶...
たるんとしたその重みは欲望への供物ひらかれた峡谷に彷徨いこむアナコンダをキリキリとしめ上げてやりた...
私は日記を書きたかった死ぬのは怖い未来の私は死んでいるので日記も詩も書くことはできないだから私は日...
誰だって雪の中を歩いていくような孤独を飼っているずぶ ずぶ ずぶと真っ黒い雪に足を沈めながら進むし...
わたしは土中の雌ミミズ義母のやつが鎌を振るったせいでわたしの口は切り飛ばされたわたしの口は太陽にか...
手なぐさみとも言うセックスはずっとしてないせいきはいじるいったあと違和感が残ってたので禁欲した1週...