かわいた砂漠の皮膚のしたを
地下水のように血脈が蜿蜿っている
どろりとした黒い血が
おまえの欲望を溶かしこんで
わたしの熱いほとへとそそいでいる
絞めてやろうか そのだらりとしたふぐりを
おまえの喉仏がナムナムと上下するのが丸見えだ
三月十日 伸ばしに伸ばしたこの爪で
おまえの頸動脈をひと裂きさ
鉄錆の軋んだ音が響いて
聞こえない叫びが森にこだまするだろうよ
ここには
未完の
未然の
無目的な
詩が置かれている
明日の快楽と享楽のために
かわいた砂漠の皮膚のしたを
地下水のように血脈が蜿蜿っている
どろりとした黒い血が
おまえの欲望を溶かしこんで
わたしの熱いほとへとそそいでいる
絞めてやろうか そのだらりとしたふぐりを
おまえの喉仏がナムナムと上下するのが丸見えだ
三月十日 伸ばしに伸ばしたこの爪で
おまえの頸動脈をひと裂きさ
鉄錆の軋んだ音が響いて
聞こえない叫びが森にこだまするだろうよ