サマ詩文集
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サマ | 左馬 漣
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日記
冬の時代
鳥のつぎにくるもの
第三の結婚
自慰
始まりの全開陳
鳥のつぎにくるもの
/ sama
ポカンと口を開けている
白痴の顔だ
行間が広すぎる、ダダダッ、ダダダッ
と階段を駆け降りる
午後の曳航船に引かれて灯台へ
古い椅子のあるじはなく、
うおおんと汽笛が鳴いても誰も聞かない
住み着いていた白い猫も死んだ
灯台守りが狂ったからだ
カモメが死肉をつつきにやってくる時刻
飢えた蟹たちもしだいに集まってくる
やがてはこの死の塔も腐り落ちるだろう
聞くもののない崩壊のメロディ、感情のない静寂の微笑のままに