詩にいたる何か
下腹が疼くのであけてみたら
ヴァップブァバァーッという汚らしい呪文とともに
虹色の内蔵が飛びだした
便秘が明けたときのような解放感
とともに、もう子供は産めませんというお札を貼られる
軽くなった体で不浄ともお別れ
下界の、ドス黒い人間の群れ
白目の白だけが異様にギラギラしている
そのカタマリにダイブする
いく いく いく
ああ、何もかも
しぼり出したいしぼり出したいしぼり出したいしぼり出して
身の果てまでも心の最底辺までも出して出して出してやりたい