身体を装った言葉という飾りを毟り取って、ああ裸体
がすうすうと心細そうな気を吐く

露骨な視線が裸体の薄い膜ごしに透過してくる、暴力にさらされ
しらじらしい女の肌が最後の抵抗を叫んでいる

──偽りだなんてどうして分かるの?

諍うほど力は強く与えられ苦しくなっていくが
瞳の張りは青く透明なままそこにある

頬と尻だけが屈辱で赤く腫れ上がっている
のを心ではとっくにちぎって捨ててしまった

ひりつく荒縄の摩擦さえもぬるく湿っているだけ
そう、口が動かなくたって踝ひとつで笑える

──すべてひん剥いてしまえ!

あらゆる肉と骨を削がれた執行人は
脱力して放尿し顔の中央から陥没後に昏倒した

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